JALやANAの上級会員を目指す方法は、以前よりかなり複雑になりました。
特に注意したいのが、「マイルを使えば、ほぼ飛ばずにJGCやSFCを取れる」という理解です。
2026年現在、JALとANAでは仕組みが大きく異なります。
この記事では、現在の公式ルールをもとに、JGC・SFCを目指すときに知っておきたいポイントを整理します。
JALは「飛行機だけ」ではなく、日常利用でもJGCに近づける
JALでは、JAL Life Status プログラムのLife Statusポイント(LSP)がJGC入会の重要な基準になっています。
日本在住者がJALグローバルクラブ(JGC)へ入会するには、原則として1,500 Life Statusポイント以上を獲得し、対象となるJALカードを保有する必要があります。
Life Statusポイントは搭乗だけでなく、JALカードやJAL Payなど、日常生活のサービス利用でも積み上げられます。
代表的なLife Statusポイントの積算例
- JALカード:対象となるショッピングマイル2,000マイルごとに5LSP
- JAL Pay:対象となる基本マイル400マイルごとに1LSP
- JAL Mall:通常積算される100マイルごとに1LSP
つまりJALの場合は、飛行機に乗ることだけがJGCへの道ではありません。
日常の決済や買い物をJAL系サービスにまとめることで、時間をかけながらLife Statusポイントを積み上げることができます。
一方で、1,500LSPは簡単に貯まる数字ではありません。短期間で達成できる「裏技」というより、搭乗と日常利用を組み合わせて長期的に積み上げる仕組みと考えた方が現実的です。
ANAは「飛ばずにSFC取得」ではない
ANAには、通常のプレミアムポイントだけでなく、ライフソリューションサービスの利用実績と決済額を組み合わせてプレミアムステイタスを獲得するルートがあります。
2026年度にこの方法でANA「プラチナサービス」を目指す場合、主な条件は次の3つです。
- ANAグループ運航便で年間30,000プレミアムポイント
- 対象ライフソリューションサービスを7サービス以上利用
- ANAカード・ANA Payの決済額合計400万円
ここで重要なのは、30,000プレミアムポイントはANAグループ運航便の搭乗で獲得する必要があるという点です。
そのため「日常の決済だけで、一度も飛ばずにSFCを取得できる」という仕組みではありません。
ただし、通常より必要なプレミアムポイントを抑えながら、日常のサービス利用や決済額を組み合わせられるため、条件が合う人には選択肢の一つになります。
特典航空券では、原則として修行できない
ここも勘違いしやすいポイントです。
JALの特典航空券では、原則としてFLY ONポイントは積算されません。
ANAでも、特典航空券そのものではプレミアムポイントは積算対象外です。
つまり、単純に「マイルで特典航空券を取って、その搭乗で上級会員修行をする」という方法は使えません。
ANA SKY コインを使う方法はある
ANAでは、マイルをANA SKY コインに交換し、そのSKY コインで対象となる有償航空券を購入する方法があります。
ANA SKY コインで購入した対象航空券は、現金などで購入した有償航空券と同様に、運賃条件に応じてフライトマイルやプレミアムポイントの積算対象になります。
そのため、保有マイルをSKY コインへ交換し、航空券代の負担を抑えながらプレミアムポイントを積み上げることは可能です。
ただし、必要マイル数や交換率、航空券価格によって効率は大きく変わります。
「手出し0円で必ずSFCが取れる」と考えるのではなく、航空券代の一部または全部をマイル由来のSKY コインで補える方法、と考える方が正確です。
JALとANAでは、狙い方がかなり違う
| 項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
| 主な長期指標 | Life Statusポイント | プレミアムポイント |
| 日常決済 | LSP獲得に利用可能 | 一部ステイタス獲得条件として利用 |
| 飛行機に乗らずに近づけるか | 可能 | プラチナルートでも搭乗PPが必要 |
| 特典航空券 | FLY ONポイント対象外 | プレミアムポイント対象外 |
| マイル由来の有償航空券 | 条件確認が必要 | SKY コイン利用で対象運賃ならPP積算 |
どちらを目指すべきか
僕なら、まず「JGC・SFCを取ること」自体を目的にはしません。
自分が今後どちらの航空会社を多く使うのか、ラウンジや優先搭乗をどれくらい利用するのか、家族旅行で本当にメリットがあるのかを先に考えます。
JALを普段から使い、JALカードやJAL Payも活用している人なら、Life Statusポイントを長期的に積み上げる方法は相性がいいでしょう。
一方、ANAを中心に利用し、年間の搭乗量とカード決済額の両方が多い人なら、ライフソリューションサービス併用ルートを検討する価値があります。
まとめ
2026年現在、JGC・SFCへの道は「とにかく飛ぶ」だけではありません。
ただし、マイルだけで簡単に上級会員になれるわけでもありません。
- JALはLife Statusポイントを日常利用でも積み上げられる
- JGC入会の大きな目安は1,500LSP
- ANAのライフソリューション併用ルートでも搭乗によるPPが必要
- JAL・ANAとも特典航空券そのものはステイタスポイント獲得の基本対象外
- ANA SKY コインで対象の有償航空券を買う方法は利用できる
上級会員を目指すなら、まず自分の年間搭乗回数・決済額・保有マイルを確認してから、無理のないルートを選ぶのが一番です。
最終更新:2026年9月9日

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