僕がANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)を取得したのは2016年。
気づけば約10年使ってきました。
SFCを取ったこと自体は、今でも後悔していません。
ラウンジ、優先チェックイン、専用保安検査場、優先搭乗、手荷物の優先受け取り。
特に今は妻や子どもと一緒に飛ぶことも増え、空港での待ち時間や移動を減らせるメリットを以前より感じています。
一方で、SFCを取り巻く環境は僕が取得した2016年とは大きく変わりました。
2028年4月からは、年間決済額によって「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分かれる新制度が始まります。
そして僕自身は、SFCを持ちながら現在はJALのJGC(JALグローバルクラブ)も目指しています。
なぜSFCを10年使ってきた僕が、今になってJGCも欲しいと思うのか。
この記事では、実際にSFCを長く使ってきた経験をもとに、SFCの価値、2028年の制度変更、そしてJGCも目指す理由をまとめます。
SFCとは?一度取得すると長く使えるANAの会員サービス
SFCは「ANAスーパーフライヤーズカード」の略称です。
ANAのダイヤモンドサービスまたはプラチナサービスなど、所定の条件を満たした人が申し込めるクレジットカードです。
通常、航空会社の上級会員ステータスは毎年搭乗実績を積み直す必要があります。
SFCの場合は、カードを保有して会員資格を維持することで、対象となるサービスを継続して利用できるのが大きな特徴です。
僕がSFCを取得した2016年当時も、この「一度取れば長く使える」という部分に魅力を感じました。
SFCを10年使って感じた本当のメリット
SFCというと、まずANAラウンジを思い浮かべる人が多いと思います。
もちろんラウンジも便利です。
ただ、10年近く使ってきた僕が感じるSFCの価値は、ラウンジだけではありません。
- 専用カウンターなどでの優先チェックイン
- 対象空港での専用保安検査場
- 優先搭乗
- 手荷物の優先受け取り
- 受託手荷物の優待
- 対象となる空港ラウンジの利用
こうしたサービスが少しずつ積み重なることで、空港で過ごす時間が楽になります。
独身の頃は「ラウンジに入れるのがうれしい」という感覚が強かったのですが、子どもと一緒に旅行するようになってからは少し変わりました。
チェックインで長く並ばず、保安検査をスムーズに通り、搭乗後は到着空港で荷物が比較的早く出てくる。
子連れでは、こうした一つひとつの時短の方がありがたいと感じることがあります。
2028年からSFCは「PLUS」と「LITE」に分かれる
SFCをこれから取得する人、すでに保有している人の両方にとって重要なのが、2028年4月からの制度変更です。
新制度では、ANAカードとANA Payの年間決済額によって、SFCが2つの区分に分かれます。
| 項目 | SFC PLUS | SFC LITE |
|---|---|---|
| 年間決済額 | 300万円以上 | 300万円未満 |
| スターアライアンス | ゴールド | シルバー |
| マイル特典 | 5,000マイル | なし |
| 国内線ANA LOUNGE | 利用可能 | 混雑時を除き利用可能 |
ポイントになるのが年間300万円という基準です。
ただし、「300万円を使わなければSFCを強制退会になる」という意味ではありません。
300万円未満の場合はSFC LITEとなり、受けられるサービスの一部が変わります。
2026年9月29日、SFC LITEのラウンジ条件が見直された
実はこの2028年の制度変更、最初に発表された内容から一度見直されています。
2026年4月の発表時点では、年間300万円未満のSFC LITEではANAラウンジを利用できない予定でした。
しかし2026年9月29日、ANAは制度の再設計を発表。
SFC LITEでも、国内線ANA LOUNGEを混雑時以外は利用できる方向へ変更されました。
国際線についても、ANAグループ運航便を利用する際は羽田・成田・ホノルルのANA運営ラウンジを利用できる予定です。
一方で、SFC LITEのスターアライアンス資格をゴールドからシルバーへ変更する方針は維持されています。
そのため、海外でスターアライアンス加盟航空会社のラウンジをよく利用する人にとっては、SFC PLUSとの差は依然として大きいと考えています。
SFCの2028年制度変更については、別記事でPLUSとLITEの違い、300万円の判定期間まで詳しくまとめています。
→ ANA SFCは2028年にどう変わる?SFC PLUS・LITEと300万円条件を詳しく見る
SFC LITEでも優先搭乗などが全部なくなるわけではない
今回の制度変更で誤解しやすいのがここです。
SFC LITEになったからといって、SFCのサービスがすべてなくなるわけではありません。
ANAグループ運航便では、優先チェックイン、専用保安検査場、優先搭乗、手荷物の優先受け取りなど、ラウンジ以外の主要サービスも引き続き利用できる予定です。
これはSFCを実際に使ってきた僕にとってかなり重要です。
ラウンジだけを基準にSFCの価値を判断すると、実際の使い勝手とは少しズレると思っています。
僕はSFC PLUSのために年間300万円を使うのか
では僕自身、2028年からSFC PLUSを維持するためにANAカードとANA Payへ年間300万円を集中させるのか。
現時点では、無理に300万円を作るつもりはありません。
現在のメインカードはアメックス・プラチナです。
ホテル、旅行、日常決済、各種特典まで含めてカードを使い分けているため、スターアライアンス・ゴールドを維持するという理由だけで年間300万円をANAカードへ移すのが自分にとって得なのかは、冷静に考えたいと思っています。
今回の見直しでSFC LITEでもANAラウンジを一定条件で利用できるようになったことで、なおさらそう感じています。
年間300万円を普通に使う人ならSFC PLUSを狙えばいい。
一方で、SFC PLUSのためだけに不要な決済を増やす必要はありません。
自分が実際にどの特典を使っているのかを見て判断するのがいいと思います。
それでも僕がJGCを目指している理由
僕はJAL派かANA派かと聞かれれば、今はJALを使う機会の方が多くなっています。
ただ、これは「ANAが悪くなったからJALへ乗り換える」という話ではありません。
一番大きいのは、航空会社を1社だけに依存しない選択肢を持っておきたいからです。
航空会社の会員制度は変わります。
今回のSFC改定を見ても、それはよく分かります。
ANAのSFCを持ちつつ、JALのJGCも持つ。
どちらか一方に縛られず、そのときの路線、運賃、特典航空券、家族旅行の予定に合わせて航空会社を選べる状態にしておきたい。
15年以上マイルを貯めて旅行してきた中で、今はその方が自分の旅には合っていると感じています。
JGCは現在1,500 Life Status ポイントから入会を目指す仕組み
JGCについては、以前のように「1年間だけ集中的に飛んで取得する」という仕組みから大きく変わりました。
現在はJAL Life Status プログラムで1,500 Life Status ポイント以上を獲得し、対象のJALカードを保有することなどが入会条件になっています。
Life Status ポイントはJAL便への搭乗だけでなく、対象となるJALのライフスタイルサービス利用でも積み上げていく仕組みです。
短期間で一気に修行するというより、JALを長く使いながら積み上げていく制度へ変わった印象があります。
SFCとJGCはどちらか一つに決めなくてもいい
SFCとJGCを比較すると、「結局どちらを取ればいいの?」と思う人もいると思います。
僕は、必ずしもどちらか一つに決める必要はないと思っています。
| こんな人 | 考え方 |
|---|---|
| ANAを中心に乗る | SFCの価値を感じやすい |
| スターアライアンスを海外でも使う | SFC PLUSの価値が大きい |
| JAL利用が多い | JGCを長期的に目指す価値がある |
| 国内外を幅広く旅行する | SFCとJGC両方を持つ選択肢もある |
大切なのは「SFCだから」「JGCだから」というブランド名だけで決めることではありません。
自分が普段どの航空会社を使うのか、海外旅行をするのか、家族旅行が多いのか。
実際の旅行スタイルから逆算して考える方が失敗しにくいです。
まとめ|SFCを10年使った今も価値は感じている。でもJGCも欲しい
2016年にSFCを取得してから約10年。
振り返ってみても、取得したことを後悔したことはありません。
ラウンジだけでなく、チェックイン、保安検査、優先搭乗、手荷物受け取りまで、旅行全体を少し楽にしてくれるサービスだからです。
一方で、2028年からはSFC PLUSとSFC LITEに分かれ、従来とは制度が変わります。
年間300万円という基準は残りましたが、2026年9月29日の見直しによってSFC LITEでもANAラウンジを一定条件で利用できるようになりました。
僕自身は、SFC PLUSになるためだけに無理に300万円を使うつもりはありません。
そしてSFCを手放すつもりも今のところありません。
そのうえでJGCも目指す。
ANAかJALかを一つに決めるのではなく、両方の選択肢を持って、その時々の旅行に合わせて使う。
SFCを10年使ってきた今の僕にとっては、それが一番使いやすい形だと考えています。

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