ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)は、2028年4月から大きく制度が変わります。
これまでSFCは、一度取得すればカードを継続することで、ANAラウンジやスターアライアンス・ゴールドなどの特典を長く使えることが大きな魅力でした。
しかし2028年度からは、年間のANAカード・ANA Pay利用額によって「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分かれます。
僕自身、ANAとJALを15年ほど使ってきましたが、この変更はSFCを持つ意味を考え直すきっかけになると感じています。
結論|年間300万円使えるかでSFCの価値が大きく変わる
2028年4月以降のSFC制度を簡単に整理すると、次のようになります。
| 区分 | SFC PLUS | SFC LITE |
|---|---|---|
| 年間利用額の目安 | ANAカード+ANA Payで300万円以上 | 300万円未満 |
| ANAラウンジ | 利用可能 | 利用不可 |
| スターアライアンス | Gold | Silver |
| 年間特典 | 条件達成で5,000マイル | なし |
つまり、「SFCを持っていれば基本的にラウンジが使える」という従来の感覚は、2028年から変わります。
2028年から始まる「SFC PLUS」と「SFC LITE」
ANAはSFCサービスを、2028年4月から2つの区分に分けます。
SFC PLUS
ANAカードとANA Payの年間利用額が300万円以上の場合、SFC PLUSとなります。
- ANAラウンジを利用可能
- スターアライアンス・ゴールド
- 従来のSFCに近い各種サービス
- 年間利用額300万円超で5,000マイル
ラウンジやスターアライアンス・ゴールドを重視する人は、基本的にこちらを維持したいところです。
SFC LITE
年間利用額が300万円未満の場合はSFC LITEになります。
- ANAラウンジは利用不可
- スターアライアンスはSilver
- ANAグループ便利用時の一部サービスは継続
ここが今回の制度変更で最も大きい部分です。
300万円未満でもSFC自体がなくなるわけではない
誤解しやすいのですが、年間300万円を使わなかったからといって、SFC会員資格そのものが自動的に取り消されるわけではありません。
ANA公式FAQでも、300万円未満の場合はSFC LITEとなり、ラウンジ利用はできなくなるものの、SFC会員としてのサービスの一部は継続すると案内されています。
つまり今回の変更は、「SFCが消える」というより、SFCの中で受けられる特典が年間利用額によって変わる制度です。
判定は2026年12月16日から始まる
新制度の開始は2028年4月ですが、年間利用額の判定はそれより早く始まります。
ANAの案内では、最初の判定期間は2026年12月16日から1年間です。
その期間中のANAカードとANA Payの合計利用額をもとに、2028年度のSFC区分が決まります。
「2028年になってから考えればいい」という話ではないので、SFCを今後も使う人は2026年末から意識しておいた方がいいです。
年間300万円は月平均25万円
年間300万円を月平均にすると約25万円です。
日常生活の決済だけで達成できる家庭もあれば、かなり厳しい人もいると思います。
ここで大切なのは、SFC PLUSを維持するためだけに無理な支出を増やさないことです。
300万円を自然に使う人なら大きな問題ではありませんが、本来必要のない買い物を増やしてまでラウンジ特典を維持するなら、費用対効果を考え直した方がいいケースもあります。
100万ライフタイムマイル以上なら例外
ANAグループ運航便で100万ライフタイムマイル以上を達成しているミリオンマイラーは、年間利用額にかかわらずSFC PLUSの対象です。
一般的なSFC会員にはかなり高いハードルですが、長年ANAを利用している人にとっては重要な例外条件です。
SFCをこれから取る人はどう考えるべきか
これからSFC取得を考えている人は、以前より少し慎重に考えた方がいいと思います。
以前は「一度SFCを取れば、カードを持ち続ける限りラウンジやスターアライアンス・ゴールドを長く使える」という点が非常に強いメリットでした。
2028年以降は、それに加えて年間300万円の決済条件を考える必要があります。
そのため、SFC取得を検討するときは次の3点を確認したいです。
- 年間300万円を無理なくANAカード・ANA Payへ集約できるか
- ANAラウンジを年間何回利用するか
- スターアライアンス・ゴールドをどの程度使うか
この3つを考えたうえで、それでも価値があるならSFCは十分選択肢になります。
すでにSFCを持っている人はどうする?
すでにSFCを持っている人も、すぐに解約する必要はありません。
まず、自分が年間いくらANAカードやANA Payを使っているかを確認するのが先です。
もともと300万円以上利用しているなら、制度変更後もSFC PLUSを維持しやすいです。
逆に年間利用額がかなり少ない場合は、「ラウンジやスターアライアンス・ゴールドのために300万円を寄せる価値があるか」を考えることになります。
僕自身はJAL中心へ移行している
僕自身はANAも長く利用してきましたが、2026年現在はJALを中心に使っています。
今回のSFC制度変更だけが理由ではありません。
国内線運賃やマイルの使い方、家族旅行との相性などを含めて考えた結果です。
ただ、今回の制度変更によって、以前のように「とりあえずSFCを取っておけば長期的に安心」とは言いにくくなったと感じています。
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まとめ|SFCは「持つだけ」から「使い方で特典が変わる」制度へ
2028年4月から、ANAスーパーフライヤーズカードはSFC PLUSとSFC LITEに分かれます。
- 年間300万円以上:SFC PLUS
- 年間300万円未満:SFC LITE
- SFC PLUSはANAラウンジ利用可、スターアライアンスGold
- SFC LITEはANAラウンジ利用不可、スターアライアンスSilver
- 最初の判定は2026年12月16日から開始
制度変更は確かに大きいですが、SFCの価値がゼロになるわけではありません。
重要なのは、自分の年間利用額と旅行スタイルに対して、SFC PLUSを維持する価値があるかを考えることです。
最終更新:2026年9月9日

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